minimalorangeの日記

日々の記録です

読書記録(2024/02/18)

最近読んだ本を紹介します。

 

家事か地獄か

稲垣えみ子 著

 

発売当初に話題となっており、ずっと読みたかった本です。今回も図書館で予約待ち半年以上…ようやく読むことができました!!

感想としては「すごい…共感しかない。」です。私自身が一人暮らし中年女ということもあって、老後不安を避けるためにミニマルな生活を送っている反面、「このままでいいのかな?」「私の価値観ってこれでいいのかな?」と世間の風潮を気にしてしまう面がありました。しかし、稲垣さんの文章を読むと「いいぞ、その調子!もっと極端にいっても大丈夫だよ!」と人生の先輩に背中を押してもらった気持ちになりました。

稲垣さんの本の内容は文章もとても読みやすく面白いので、読んでいる時間も楽しいし、私ももっと行動したい!と元気をもらえました。

文中の言葉も名言だらけで、「家事とは自分で自分の機嫌をとること」はその通りだと思いました。また今の日本が抱える大半の社会問題(少子高齢化に伴う介護問題、年金問題、医療費、認知症患者への対策など)についても、国が借金をつくってお金をばらまくのではなく、全世代が家事をすることで解決するのではないか、という素晴らしい提言。私が影響を受けやすいからかもしれませんが、このような考えをもった人が世の中に声を発してくださることが、とてもありがたいと思いました。共感するかは別として政治を担う方にこそ、特に読んでいただけたら嬉しいなと勝手ながら思いました。

そして、もし社会がより多様な価値観があふれる中でも過去の歴史に学び、シンプルに暮らしたい。そのまま老いて、小さくなっていきたい。欲がないといわれてしまうかもしれませんが今の私に合った目標を見出すことができ、気持ちが楽になりました。著者の稲垣さんも過去があってこその今だと思うのですが、今の稲垣さんを本当にかっこいいし、素敵だなぁと改めて感じました。

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

読書記録(2024/02/17)

最近読んだ本を紹介します。

 

おつかれ、今日の私。

ジェーン・スー 著

 

発売当初に話題となっており、ずっと読みたかった本です。図書館で予約待ち半年以上…ようやく読むことができました!

内容は社会で働く人々に対して「おつかれ」と思わず声をかけたくなるエピソードばかり。私の周りにもありそうな話題。とても共感しました。

社会で働くと理不尽なこともあったり、自分の不甲斐なさを感じることもあったり、おそらく楽しいことより辛いことの方が多いんじゃないか?と思うこともあります。そんな時、自分だけが悲劇に遭っているように思いがちです。しかし、この本のエピソードが「ひとりじゃない」という感覚を得るのを助けてくれます。

物事を白黒で考えずグレーやモザイクも楽しめるようになりたい。年齢だけは立派に重ねたけれど精神的には未熟な今の自分に対して、これからは良い塩梅の大人として広い視野をもった他人をも包み込めるような人になりたい。読み終わることで、こうなりたいという漠然とした像が少しはっきりとしてきた部分もあり、あたたかいお風呂に入ったあとのようなスッキリ、癒された感もある。この本を多くの方が求めている理由がわかる一冊でした。

 

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

読書記録(2024/02/11)

最近読んだ本を紹介します。

 

貯金はこれでつくれます(本当にお金が増える46のコツ)

節約オタクふゆこ 著

 

貯金が必要と思ってはいても、ついつい物を買ってしまい一向にお金が貯まらない…。そんな私が衝撃を受けたのが、ユーチューバーの「節約オタクふゆこ」さんです。

彼女は大学時代の奨学金を返済しながら、約4年で一千万円を貯めた努力家です!属性が近いこともあって、どうやったら貯蓄が捗るか、彼女の初書籍を是非読んでみたいと思いました。

 

内容としては、

①「貯金メンタル」を作ること

「仕事で疲れたからコンビニ寄っちゃおう」は、あるあるです。そんな意志の弱さではなく、そのお金があったら別にどんなことができるかを考えたり(ふゆこさんにとっては「つけ麺」)、または別のストレス解消法を作っておく(ストレスコーピング)ことが大切。人は「感情」でモノを買う。本当にその通りだと思います。

また、自分にとって価値があるものにお金を使う(何かを得ることは同時に、何かを失うこと)など、他人ではなく自分の価値観を軸にお金を使うことが、より満足度の高い買い物に繋がる。そして「こんな人生を送りたい」という気持ちを持つこと。他人ではなく自分がどうありたいかを考えることは、節約においても重要なのですね。

②家計簿をつける

当たり前ですが、支出を見える化すること。おすすめはマネーフォワードなど、口座連携やレシート読み取り機能があるアプリ。貯金額も可視化できることでやる気アップ。もし浪費してしまう日があってもOK。ただし浪費が日常茶飯事にならないように、毎日見えるところに記録しておく。

③ひたすら継続

「人よりたくさん稼げるようになること」は簡単ではないが、「人よりお金を使わないこと」なら努力次第で誰だってできる。自分軸を持てれば我慢という感覚も薄れる。

お金を増やすという点では、インフレ対策として自分の許容範囲での投資、メルカリ出品、ブログやYouTubeなどに挑戦すること。それらは既に無料YouTubeなどでも十分にやり方を教えてくれるものがあるので、あとは継続するのみ。(ちなみに金融知識を得るときの情報源は偏らず複数で確認すること!)なかなか収益化しなくても当たり前。「すぐに」「簡単に」お金を稼げるようになることは、ない!

 

自分軸をしっかり持ち、「貯金メンタル」を整え、家計簿をつけて、日々継続する。当たり前といえば当たり前のことですが、特に「貯金はメンタルが9割」と著者が述べているとおり、いかにしてそのメンタルを作るかに重点を置かれた、貯金本としてはめずらしいタイプの本だと感じました。ふゆこさんが発する言葉が私にはとても合っていたので、行動する後押しをしてもらえる、読んでよかったと思う一冊となりました。

 

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

読書記録(2024/02/04)

最近読んだ本を紹介します。

 

メンタル強め美女 白川さん(5巻)

獅子 著

 

子供の頃は漫画が大好きだったのですが、大人になって全く読まなくなっていたので、今回、久しぶりに漫画を読みました。

 

まず絵や字が丁寧で、著者が大切にこの作品に取り組んでいる思いが伝わってきました。

そして内容ですが、他人からはぶりっ子と揶揄される主人公(白川さん)が、悩める友人を励ます過程で、社会を逞しく美しく生き抜く考え方が散りばめられていました。

(私個人としては町田さんと林檎ちゃんのストーリーにいつも共感します…。)

きらっきらの笑顔で素敵な言葉を放つ白川さん、他人を良い意味で気にしない彼女の生き方によって、私もとても勇気づけられました。

 

最近思うのは、言葉は使い方によってプレゼントにもナイフにもなる、ということです。白川さんのように素敵な言葉をたくさん使って、自分にも他人にもプレゼントを与えられる人間に近づきたいと思います。そのためには自分に無理はさせないが、適切な努力を続けることが必要だと考えています。日々丁寧に自分の気持ちの内観すること、モノや余計なことを減らして身軽、シンプルになることを意識していきたいと改めて感じました。

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

読書記録(2024/01/21)

最近読んだ本を紹介します。

 

奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業~この生きづらい世の中で「よく生きる」ために~

荻野弘之 著

 

音声プラットフォームのvoicyで知った、心理カウンセラー「るろうに」さんのお勧め本です。ずーっと読みたかった本で、図書館でようやく借りることができました!

最初は少し固い文章で読みづらいかも…と思ったのですが、随所に挿入された漫画のエピソードのおかげで大変わかりやすかったです。(絵も可愛くて好きでした。)

特に印象に残った内容は、

・どんな出来事にもそれ自体に善い悪いはない、自分次第で善いことにすることができる

・どんなにつらい状況でも、自分の意志だけは自由にできる

・感情は自分の考え方によって生じる

・負の感情とは自分の意識しないままに、自らの判断がつくり出している

・偏った先入観で相手を見ている限り、いつまでも思い悩むのは自分

・無教養の者は他人を批判し、教養の初心者は自分を非難し、教養のできた者は他人をも自分をも非難しない

です。

 

当たり前と言えば当たり前のことかもしれませんが、物事は常に中立であり、それを自分がどう捉えるか。それは自分でしか決められないし、自分で選んで決めることもできるのだと思いました。自分にとって「嫌だなあ」と思うことも、それが自分が求めている感情なのか?丁寧に自分の心を見つめる余裕を実生活の中でも持っていきたいと思いました。そして、この本にある内容をマスターすれば、大抵の問題は解決するのではないか、と思いました。読んでよかったし、繰り返し読みたい一冊でした。

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

読書記録(2023/09/06)

最近読んだ本を紹介します。

以下の3冊です。

 

①「1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法」山口揚平 著

②「7日間で幸せになる授業」前野隆司 著

③「自分のアタマで考えよう」ちきりん 著

 

ます、①について。

図書館でこの本のタイトルが目に留まり、「1日3時間しか働かないってどういうことなのか」と気になり読むことにしました。単なる仕事術の本かと思ったら全然違っていました。2019年に発行された本ですが、著者の予測通り2020年以降大きく変化することとなった日本と世界の労働環境を中心に、どのような人が求められる世の中になるかが書かれていました。その中で生産を放棄する期間を設けることで、敢えて自分だけの指標を設計していこうとする話が印象的でした。また、若いうちにどんどん興味を持ったことに挑戦してから就職先を考えることが1つの方法として書かれており、私ももし過去に戻れたらそうしたかったなあ…と思いました。普段読まないタイプの本で、要所要所難しく感じました。

 

次に、②について。

先日読んだ星渉さんとの共著で知った方の本で、内容に興味を持ちました。幸せに対する研究の結果として、配偶者よりも職場の上司のほうが幸福に影響を及ぼすということがあると知り、驚かされました。また幸せを感じやすくなる様々な考え方についても勉強になりました。そして「6日目」から始まるCASEごとの例が非常にわかりやすかったです。自分の好き嫌いから離れようという内容については、自らを省みました。さらに、客観的に自分を眺めるというCASEにおいて書かれていた悟りの境地とも言えるような内容…心の片隅に常に置いておきたいと思いました。

 

最後に、③について。

ちきりんさんのシリーズ本。考えることは大切であるとわかっていても、本当に考えていたどうか、と自分の人生を振り返りました。悩んだら周りの意見や過去の一般常識のようなもので判断してしまう自分、仕事でも言われたことしかできない自分。考える時間が明らかに欠如していました。最近読んだ本全てに共通するのは、自分で考えることの重要性でした。考えることはこれからの時代を生き抜くための必須スキルなのだと再認識しました。

 

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

読書記録(2023/09/03)

最近読んだ本を紹介します。

以下の3冊です。

 

①「捨て本」堀江貴文 著

②「よく生きるココロエ」岸見一郎 著

③「なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト」本田晃一 著

 

ます、①について。

この本を読むきっかけは、堀江さんがミニマリストであることを別の著者の本で知ったことです。堀江さんのイメージといえば時代の先端を行く開拓者であって、私のような凡人とは住む世界が違う人すぎてあまり興味がなかったのですが、タイトルにも惹かれて読んでみました。著者の歴史を振り返りながら、どのようにヒトやモノや出来事を「捨て」てきたかが書かれていました。またその時の心情や物事の捉え方についても書かれていました。やはりすごいなと思ったのが、著者が収監されたときでも状況を受け入れて、できることを積み重ね、次へつなげていくという創造をし続けていたということ。そして一番印象に残ったのは、絶対に捨ててはいけないものは、「自分が自分であること」だというアイデンティティという言葉です。自分と比べてもしょうがないけれど、私は自分の主張なんてないし、周りに流されて生きてくることしかしてこなかった人生だったので、そういう考えを大切にする人もいるのだなあとただ感心しました。

 

次に、②について。

先日読んだ「幸せになる勇気」の著者であり、アドラー心理学を日本に広めた方の著書です。著者がコロナ渦で病気療養をする中で、先の見えない不安定な世の中において、これからの時代を生き抜くためのヒントが書かれていました。その中でも先人からのメッセージからは学びを得ることばかりでした。やはり人間が生きていく上で、人間関係は死ぬまで続く問題ですね。普段苦手だと感じる人がいても、日付が変わって今日会うときは相手に対する自分の感情をリセットして会うように心がけたいと思いました。そしていつ死ぬかわからないからこそ今に集中することが大切であると改めて考えさせられました。

 

最後に、③について。

この本は表紙のゆるい感じの猫の絵が可愛くて手に取りました。内容も読みやすく、時折描かれたイラストのおかげで、より理解が深まりました。私が気を付けたいと思ったのは、「自分が苦しめば許される教」をやめてみる、という考え方です。私は少しでも自分に関係あることでトラブルなどがあればとにかく自分が謝ることで解決しようとして、精神的にものすごく凹んでしまう悪い癖があるのです。正しく原因追究や再発防止に取り組めばよいのに、そこに辿り着くまでに時間がかかってしまって、失敗が怖くなって、という負のループを起こしがちで…。もっと堂々とした方が、自分にも相手にも良いよなと反省するきっかけをもらいました。

 

 

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。